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【2/19放送 怪しい美デッサン大辞典】バカリズムさんの作品について
2月19日に中居正広さんの「怪しい噂の集まる図書館」の~怪しい美デッサン大辞典~にデッサンインストラクターとして出演させていただき、バカリズムさんの作品を評価させていただきました
※2013年4月より「ミになる図書館」に番組タイトルが変更となりました。
「僕は全く基礎とかありません。センスがいいんです。」こう言い放ったバカリズムさん
柔らかい雰囲気を持った、ちょっと可愛らしいイラストタッチの作品だったので、始めに見た瞬間に、女性が描かれた作品かなと思いました。
以前にお見かけしたことのある作風とも全く異なり、モチーフに合わせていろいろな表現が出来る方なのだなと、器用さに感心しました。
形の正確さを求めると、もう少し前後の動きが出ると良かったかなと思いますが・・・
作品としての完成度もあり、あまり修正を加えると言うイメージが持てなかったので、このままで良しとさせて頂きました。
「デッサンとは?」以前にも書きましたが、定義が曖昧な事もあり様々な表現方法がある中で、
いわゆる「石膏デッサン」というものの固定概念を持たずにいきなり描いた作品としては、まさに「センス」を感じるものだったと思います
という視点から、高得点をつけさせて頂きました。
今回は、比較的小さなモチーフ像でしたが、大きくスケール感のあるゴツゴツした像だった場合、どのような表現になるのか、また機会があれば作品を拝見してみたいと思いました。
【2/19放送 怪しい美デッサン大辞典】南海キャンディーズしずちゃんの作品について
2月19日に中居正広さんの「怪しい噂の集まる図書館」の~怪しい美デッサン大辞典~にデッサンインストラクターとして出演させていただき、南海キャンディーズしずちゃんの作品を評価させていただきました
※2013年4月より「ミになる図書館」に番組タイトルが変更となりました。
パッと見て、羽の表現が凄く良いと思いました
細部の羽まで一枚一枚丁寧に繊細に描かれていて、それでいて羽全体としての一体感も出ており、凄く迫力がある作品に仕上がったと思います。
ただ、少し気になったのは明暗のコントラストが強いかなという点でした。
明暗のコントラストが強いと、どうしても光ったようにみえてしまい、金属質のように感じられてしまうため石膏像が持つ本来の質感が、今一歩伝って来ないような感じがしました。
こちらの作品は、私が少し加筆させて頂いたのですが、明るいところがどこも同じ明るさに感じられたので、上部からの光を重視して、ハイライト以外の明るさを少し押さえてみました。
それに伴い、色幅を出す為に、更に暗い部分は暗くしてみました。
添削させていただいて感じたことは、形がかなり正確に描けていると言うことです。
今回のニケ像は、身体に布をまとっているため、肉体部分の表現と、布や羽の表現とを描き分けなくてはならないうえに、特に布や羽の部分は、複雑で細やかな描き込み描写が必要です。
そういった細部の描き込みが、しっかりと出来てたので、忍耐力のある方だなぁとも感じました。
また、審査員の中野先生が、「描く際の姿勢がとても良い」とおっしゃっていましたが、これは形を正確に描く際にはとても重要なことです。
頭を少しずらしたり、背中を丸くして描くだけで、視点がズレ、対象物となる像の見え方が変わってしまい、正確な形を取ることが難しくなります。
このお話しをされた際に、興味深いことに、しずちゃんは「ボクシングと一緒ですね」とおっしゃっていました。
「相手を真っ直ぐに見て、頭を動かさない。」そうです
絵を描き始めて、「形が取れない」と悩まれている方はとても多いので、この点は参考にして頂くと良いですね。
とっても上手に描けていましたので、9点にしても良いかなぁと悩みましたが、どうしも金属のような質感が気になってしまったので、今回は10点満点中8点とさせて頂きました
【2/19放送 怪しい美デッサン大辞典】蛭子能収さんの作品について
2月19日に中居正広さんの「怪しい噂の集まる図書館」の~怪しい美デッサン大辞典~にデッサンインストラクターとして出演させていただき、蛭子能収さんの作品を評価させていただきました
※2013年4月より「ミになる図書館」に番組タイトルが変更となりました。
まず、「気にしないでください」と言われても、どうしても気になってしまった、画面下の「顔」
ご本人いわく、「顔を描かないと、描いた気がしないんだよねぇ。。」とのこと
これは、ニケ像の顔を想定して描かれた顔なのか、近くにいたスタッフさんの似顔絵なのか、はたまた単にご自分の好みの女性を描かれたのか
気にするなと言われても、余計にいろいろ想像してしまいます(笑)
「顔」の部分を除いて採点させて頂くと、一見さらっと描かれた作品だなぁと思って、拝見していたのですが、ひとつひとつの線をじっくりと見て行くごとに、なんともユニークな雰囲気が伝わってきました。
見ているうちにニヤッと噴き出してしまうような、なんとも言えない線や形・・・。
蛭子さんの、普段描かれている作品や、ご自身が持つ雰囲気そのものが、絵に表れているように感じました。
気にしないでくださいと言われた、画面余白の「顔」といい、まるで落書きをするかのような感覚で描かれている様子が目に浮かび、つい「不真面目」という言葉を使ってしまいたくなる感じでした。(ごめんなさい。。)
ですが、これもまた「個性」と思うと、素晴らしいなぁと関心してしまいます。
何を描いてもその人らしくなってしまうという、ある意味強烈な個性です。
出そうと思っても出せない、この人にしか描けない絵。
このブレ無い感じが、さすがプロの漫画家さんだなと思いました。
蛭子さんには、この独特な視点で、蛭子さんにしか出来ない表現で、いろいろな石膏像を是非描いてみて頂きたいなと思いました。
とは言え、今回のデッサンバトルに置いては、「見たままに描く」という部分でシビアに点数をつけさせて頂き、6点という結果になりました。
一概に時間を掛けて描けば良いと言う訳ではありませんが、もう少し時間も掛けながら、丁寧にそして正確な形を見つけて頂き、この像の持つ立体感や迫力までも、表現出来て来るとよかったかなと思います
【2/19放送 怪しい美デッサン大辞典】倉田真由美さんの作品について
2月19日に中居正広さんの「怪しい噂の集まる図書館」の~怪しい美デッサン大辞典~にデッサンインストラクターとして出演させていただき、倉田真由美さんの作品を評価させていただきました
※2013年4月より「ミになる図書館」に番組タイトルが変更となりました。
倉田真由美さん。通称くらたまさん。
ヘタウマ作品として、紹介されていましたが、実際には絵の勉強は全くされたことがないとの事でした。
収録の際にも、蛭子さんと並んだ席で、「ヘタウマじゃなくて、本当に下手なんです~」としきりに仰っていましたので、どんな作品を描かれるのか、とても興味がありました。
今回、倉田真由美さんには、小便小僧の像を描いて頂きましたが、サバサバとした感じで、少々男らしい作品だったかなと思いました。
真後ろからの構図ということで、少し難しい位置を選択されてしまったかも知れません。
というのも、顔が見えていない分、像の動きをしっかりと出して頂きたかったのですが、肩の部分が手前に来るように描くと言うのは、技術的に言うとなかなか難しい位置なのです。
ご本人は「おしりが描きたかったの」とおっしゃっていましたので、おしりの可愛らしい感じはしっかりと表現されていて良いなぁと思ったのですが、腰に当てている方の手の位置関係や、首の傾き加減などももう少し表現出来ていると良かったかなと感じました。
描き始める前、描いている途中にも、像をぐるりと一周して、どのくらい傾きがあるのか、立体的に把握してみると、全体像が把握しやすいと思います。
構図の選び方で、完成度も違ったかも知れないのですが、今回は10点中7点とさせて頂きました。
因みに、美大入試では、描き易い位置を自由に選ぶことが出来ず、すべてくじ引きで場所が決定されます
もちろんどの位置からでも描けると言うのが一番良い事ではあるのですが、やはりどうしても描き易い位置と言うのは存在してしまいます。
良い構図選びも、作品を描く上では大切な要素かなと思います
【2/19放送 怪しい美デッサン大辞典】レイザーラモンHGさんの作品について
2月19日に中居正広さんの「怪しい噂の集まる図書館」の~怪しい美デッサン大辞典~にデッサンインストラクターとして出演させていただき、レイザーラモンHGさんの作品を評価させていただきました
※2013年4月より「ミになる図書館」に番組タイトルが変更となりました。
私には、石膏デッサンのイメージがついてしまっているので、その中での完成系を、つい求めてしまうのですが、必ずしも基本に沿ったデッサンを描く必要はないとおもっています。
ただ、中々本来の石膏像の良さを活かしながら、その人らしさも含んだ、個性的な絵を書ける人というのは、中々いないなぁとも思っています。
そんな石膏デッサンの概念を崩した作品だと思いました
まず、形もしっかりと取れていることと、描ききっているという点で、完成度の高い作品だと思いました。
しかも、ご本人の持ち味である「クドさ」がしっかりと発揮されていて、とても個性的だと感じました。
見たままに描くというのは、ある意味正確に書くということだと思うのですが、突き詰めて考えて行くと、その人には本当にこういう風に見えているんだろうなと、感じることがあります。
それを、表現しきれるかどうか。
また、モチーフの特徴を活かしつつかけているのか。
その両方がひつようかなと思います。
レイザーラモンさんの作品は、その両方を兼ね備えていると思いました。
ですので、私の中での得点は高くなったのです
本日放送、怪しい美デッサン大辞典に出演いたします。(ミになる図書館)
中居 正広さんの「怪しい噂の集まる図書館」怪しい美デッサン大辞典に出演させていただきました
※2013年4月より「ミになる図書館」に番組タイトルが変更となりました。
本日、放送されますので、ぜひ、ご覧くださいませ
2013年2月12日(火)23:15~ テレビ朝日
中居正広さんの 「怪しい噂の集まる図書館」
~怪しい美デッサン大辞典~
http://www.tv-asahi.co.jp/ayashii/
明日のデッサン対決は、みなさん真剣なので、かなり熱いバトルになりました
WBCの試合が延長になると重なってしまいますが
今まで、いろいろな出演者の方の作品に添削アドバイスをさせていただきましたが、本日放送分では、私も作品を描かせて頂きました
【目次】 デッサン力を身につける方法
このブログは、デッサン力、スケッチ力を身につける為の方法、考え方などについて、書かせていただいています
デッサン力を身につけるためには、自分の作品をどこまで客観的に見ることができるかということが重要になってきます。
ぜひ、他の方の作品と添削アドバイスをみて、「作品を客観的に見る」という意識を身につけて頂けると良いと思います。
この「作品を客観的に見る力」を身につけることで短期間の間にこんなに上達することが可能です
わずか6ヶ月間でこんなに上達されました
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
この受講生は、最初の頃は「見る力」、「見るコツ」を理解されていなかったのですが、トレーニングを繰り返すことにより、「見る力」がついてきたことにより、モノの見かたが変わりました。
見かたがわかったことにより、あとは、「見えたままに描く」だけなのです
わずか4ヶ月間でこんなに上達されました
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この受講生は、最初の頃は、まだ明暗のコントラスト、パースの強調ができてないため、作品に迫力がありませんでした。
その後、トレーニングを繰り返すことにより、力強く描くコツを掴んで一気に上達されました
上達するために参考となる添削アドバイスを沢山ご紹介しておりますので、興味のある方はこちらをご覧くださいませ
⇒デッサン力を身につけるために添削アドバイスを見てみる
過去に書いたデッサンのコツや考え方についての記事をまとめていますのでご参考になれば幸いです
■客観的に見る その1
■デジタルとアナログでのデッサンは違うのか?
■なぜデッサン力なのか? その1
■なぜデッサン力なのか? その2
■形がとれない人へ その1 利き目を知る
■形がとれない人へ その2 姿勢をよくする
■形がとれない人へ その3 鏡に映してみる
■構図は上からも見てみる
■みえない部分を感じて描く
■足し算と引き算で描いて行く
■薄目で見ることの利点
■全体感とは
■全体感を見ながら描き進めるコツ
■アタリをとる
■アタリをとる その2
■ポイントを掴む
■石膏像について
■白~黒のグラデーションで描く・石膏デッサン
■学ぶこと・真似ること
■何から始めたら良いか分からない人へ
■身の回りには円(マル)がいっぱい!
■円(マル)についてもう少し
■白黒モードで撮ってみる
■人間は1000万の色を識別できる
■曇りの日の陰影のつき方
■正確さを求めるデッサン
■描写力とは
■抵抗感を出す
■鉛筆でデッサン
■手を描く
■手を描く~線で描いてみる~
■線を描くトレーニング
■線で描く~ペンで描く~
■テーマを決めて描く
■超効率的努力のススメ~桑田真澄氏著書~
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「写真」と「実物」どっちが良いの?モチーフの選び方
ここ最近、怪しい美デッサンの話題ばかりなので、久し振りにデッサンについて書こうと思います
先日、受講生の方からモチーフの選び方についてご質問を頂きました。
▼ ▼ ▼ ▼ ここから
今回1つだけ疑問に思っていたことがあったので質問させてください。
デッサンやスケッチに使用する「モチーフ」ですが、写真を使う場合と実物(実際の物や人)を使う場合とに差はあるのでしょうか?
例えばデッサンなら実際に物(人物)を見てとか、スケッチは写真でも実物でもかまわないなど、違いはあるのでしょうか?
添削掲示板や見かけるスケッチ画などでも写真を使っている場合や実際の物やモデルさん等を使っている場合など様々で、私自身どちらが良いのか(正しいのか)いつも迷っています。
実際の物を見ながらのスケッチ等はあまりしたことがなかったので、写真を使ってスケッチやデッサンをしているだけではダメなのではないかといつも不安になってしまいます。
今後のモチーフ選びの参考にもなるので是非教えていただきたいです。よろしくお願いします。
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ここまで
回答としては、モチーフに関しては、写真と実物のどちらも両方の利点があると思います。
実物は、3次元(3D)のものを紙の平面(2D)に置きかえると言う点で、少し変換作業が必要です。
写真は3Dのものを2Dに置き換えたものですので、写真(2D)⇒紙(2D)と、そのまま描き写すことになりますので、比較的、形を取ったりするのが楽ではないかと思います。
また、動くモチーフに関しては、動かずに描けるので、描き易さもあると思います。
風景画なども、その場所で長時間描くことが出来ない場合などには、写真に収めて、別の場所で描く事も出来ますし、とても便利だと思います。
ただ、一点注意して頂きたいのが、絵に置き換えた際に、しっかりと立体を意識していないと、絵まで平面的なものになってしまう場合があるということです。
ですので、紙の上でいかに立体的(3D)を意識して表現出来るかということが、必要になってくる為、ここでも2D⇒3Dへの変換作業が必要になって来ます。
ちょっとややこしいのですが、結局のところ、紙の上でどれだけ自然に見えるかと言う事が重要ではないかと考えております。
その為の、見せ方や描き方を学んでおいて置く事で、どちらにも対応できるようになると思っています。
ただ、やはり写真画像ばかりを描いている方には、一度でも良いので実際に目の前にモチーフを置いて描く事も試してみて頂きたいなとは思います
やはり実際に手に持って触れるということで、立体感、距離感、そこに流れる空気感など、肌で感じることが出来るものもありますので、違った感覚が得られると思います。
また、人物や動物などは、動くので難しさもありますが、静止しているものを描くのとでは全く違った面白さもあると思います。
そうはいっても、なかなかモチーフを用意するのも難しい場合がありますので、その方の目的や環境にあったものをお選び頂ければ良いと考えております。
今回は、少し長くなりましたが、モチーフ選びの参考にしていただければと思います
デッサンが面白いと思えるようになりました!
こんにちは。美那子です
受講生からとても嬉しい声をいただいたのでご紹介いたします。
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始めまして松原美那子先生。
私は沖縄にある専門学校のデジタルデザイン科でデザインの勉強をしています。
第一志望は3DCGデザイナーを目指しています。
ですが、一年間デッサンを勉強してもまったく上達してない上に、残り時間が3ヶ月しかない状況です。
参考書を一冊持っているのですが、デッサンの写真が少なく、途中経過の部分がどう描いたのか分からず、悪戦苦闘していました
そして、新しい参考書を探しているときに、ビジネスデッサン&スケッチ術に出会いました。
専門学校でもデッサンを習っているのですが、いきなり「車を描いて下さい。」「人の彫刻を描いて下さい。」など、レベルが高いものばかり描かされました。
しかもアドバイスが
「とりあえず描いて下さい。」
「とにかく描いていくと分かる。」など、
正論ではあるのですが、それだけだと「この描き方はあっている?」「この表現はあっている?」という言葉が頭の中に響き渡り、自分の作品に自信が持てませんでした。
そのせいか、デッサンがすごく嫌いになりました。
この状況を何とかしたいと思い、松原美那子先生の参考書(?)を購入して勉強しています。
そして、色々な発見と驚きに包まれましたが、その中でも一番驚いたことが、
デッサンが面白いと思えるようになりました!!!
他にも報告したいことや質問したいことがありますが、長文なのでここで一旦引かして頂きます。
上記で申したとおり時間がありませんので、本気の本気で頑張っていきます!!
これからよろしくお願い致します。
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専門学校では、あまりデッサンの時間が取られていないということもあり、このように悩まれている方からは、よくご相談を受けていました。
デッサンが面白いと思えるようになったという声はとても嬉しいです
ぜひ、デッサン力を身につけて、3DCGデザイナーになれるよう、私も精一杯応援させていただきます
4月30日放送 「ミになる図書館」に出演いたします♪
中居 正広さんの「ミになる図書館」美デッサン大辞典に出演させていただきました
ぜひ、ご覧くださいませ
2013年4月30日(火)23:15~ テレビ朝日
中居正広さんの 「ミになる図書館」
~美デッサン大辞典~
http://www.tv-asahi.co.jp/mininaru//
今回のデッサン対決も、みなさん真剣なので、かなり熱いバトルになりました
本日放送の「ミになる図書館」に出演いたします♪

[芸人チーム] エスパー伊東、川島邦裕(野性爆弾)、肥後克広(ダチョウ倶楽部)
[漫画家チーム] 江川達也、蛭子能収、浜田ブリトニー
今回は、「ミになる」内容盛りだくさん

というのも、ここ数日、解説用の資料作りに追われております~~

毎度ながら、ヴィーナスの石膏像も我が家にお越しです(笑)
通常業務もあるし、仕事山盛りでしたが頑張りました!
ぜひ、ご覧くださいませ

2013年5月28日(火)23:15~ テレビ朝日
中居正広さんの 「ミになる図書館」
~美デッサン大辞典~
http://www.tv-asahi.co.jp/mininaru//
18日放送の美デッサン大辞典に出演いたします
ビジネスデッサン&スケッチ術の松原美那子です(^^)
中居正広さんの「ミになる図書館」の美デッサン大辞典に出演させていただいていますが、毎回、私も石膏像のお手本を描かせて頂いており、改めて勉強させていただいております。
ちなみに、石膏像を描くのは、大学受験以来(数えてみたら15年ぶり!?)で、受験の時でも、こんなペースで描いていませんでした
来週の18日も放送があるので、そこに向けて編集に必要な資料を作っているため、現在事務所には大きな石膏像が2体届いております・・・
(週末までに仕上げます!)
放送の詳細はこちらをご覧下さいませ
http://www.tv-asahi.co.jp/mininaru/
お仕事とは言え、絵を描くのはとても楽しく、3時間集中して描いているとあっという間です
普段なかなか石膏像を描く機会は無いかと思いますが、改めて、人物を学ぶにも良いモチーフだなと感じます。
実際の人物ですと、触って形を確認するということもしにくいですが、石膏であれば構造を見極め、凹凸をしっかり観察しながら形を作っていきます。
また、西洋人の彫りの深いモデルを描くので、構造がはっきりと感じられ、東洋人を描くのと少し感覚が違い、描きやすいと感じる方もいらっしゃるかと思います。
それから、写真を元にして描いていると、どうしても立体のイメージが弱くなりがちなのですが、その点に関しても、目の前に動かずじっとしていてくれる石膏像は、360度ぐるりとまわって
いろいろな角度から見ることができます。
通常、大学の入試などでも石膏像を描く際には、木炭紙大という650×500 の大きさの紙を使いますが、今回も同じ大きさの紙をパネルにクリップで止めて使っています。
また、紙が大きいので、画面を寝かせて描くとパースが付いて見にくいため、イーゼルを使用し画面を立てて描いています。
大きな像の迫力を出すためには、部分的に見ているだけでは全体が捉えにくいので、大きく腕を動かしながら、全身を使って描いていくような感覚です。
また、細かい描写を取り入れる場面も必要だったりと、バランスを取りながら描き進めて行きます。
真っ白い石膏は、固有色に邪魔されず、光と影をしっかりと観察することができます
そういった点からもモノクロの鉛筆で描くのには良いモチーフだと思います
海外の美術館などでは、学生が実際の彫刻を前にして絵を描いていたりしますが、日本では難しいため、なかなか近くで石膏像を描くという場面が持ちにくいとは思いますが、お近くに石膏像がある!というラッキーな方は、是非一度描いてみると、面白いと思います
【6/18放送 美デッサン大辞典】レイザーラモンHGさんの作品が変わった理由とは?~その1~
6月18日に中居正広さんの「ミになる図書館」の~美デッサン大辞典~にデッサンインストラクターとして出演させていただき、レイザーラモンHGさんの作品を評価させていただきました
前回のデッサン対決で、デッサンの武者修行に出ていたレイザーラモンHGさんが、帰ってくるなり10点を連発しました
絵を見た瞬間、中居館長(ミになる図書館の館長さんです)が、「初めて鳥肌立ったわ~」とおっしゃっていましたが・・・
誰が見ても明らかに「変わった!」と思える程の変化でした。
では、何がどう変わったのでしょう
具体的にはどんなトレーニングをしてきたのか、VTRで流れた情報しか、私も知りません。
ですので、私の推測ではありますが、少し描いてみようと思います。
HGさんは、描写力のある方です
今までも、ご自身の作品も含め、丁寧に細かい作品を描くことが出来る方でした。
ですので、以前10点満点を出された作品「ヘラクレス像」も、細かいヒゲがモジャモジャとしていて、一見描くのが面倒なモチーフではありますが、逆に言うと、描き込みさえ出来ていれば、ある程度完成度を上げることが出来るモチーフでもあります。
そういう意味では描き易い像だったかも知れません。
ですが、過去のHGさんの作品を全体的に見ると、やや平面的で、立体感に欠けるところがあったようにも思います。
(と言うのは、白い石膏像を白く綺麗に描き上げるタイプの描き方だったからです。)
今回その点を、視点を変えて強化されて来たのだなと感じました。
ビジネスデッサンの受講生の方でもそうなのですが、大きな像を見て、どこから描いたら良いのか分からずに、目に見える細部の描き込みから始めてしまう方が殆どです。
すると、大元のベースになる形がしっかりと表現出来ておらず、最終的に厚みが感じられない、イマイチ迫力に欠ける作品になってしまうという事が多々あります。
この土台となるベースの形を出すには、途中からでも出来なくはないのですが、ある程度はじめの段階からしっかりと意識的に作り上げていく必要があります。
家を建てる時と同じように、基礎(土台)が大事なのです
そして、基礎があってその上に装飾していくような感じです。
今回のHGさんの作品を拝見すると、以前に比べて、近くで見ると描き込みの甘さが感じられるようなところもありました。
ですが、それよりも、基礎の土台がしっかりとし、石膏像の厚みや重さが感じられるようになったので、迫力のある作品に仕上がっていたと思います。
勿論この上に描き込みが加われば尚良いとは思いますが、3時間という時間制限のある中で、ここまで描けていれば十分なのではないかと思いました。
他にも理由があるのですが、また次回ご紹介したいと思います
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デッサンって必要なのでしょうか?
こんにちは。美那子です
先日、ブログをご覧いただいている方から、こんなご質問を頂きました。
============================================
デッサンは、絵を描く時の基本
その人の実力を判断するものにもなると考えています。
しかし、デッサンは必要がないと言う芸術家の方も居ます。
その方達は、考えがあっておしゃっていると思うので
否定する気はないのですが私は、大切な気がしてなりません。
デッサンの必要性について教えていただけないでしょうか?
============================================
デッサンの必要性・・・私は、個人的には、どっちでも良いと思っています
私の場合はどちらかと言うと、大学受験のためにデッサンを学んだという感じでした。
なので、大学に行くためにはデッサンを勉強しなくてはならない。という目標があったので、あまり深く考えることなく、勉強していたんですね
そもそも、私は芸術家になりたい!とか、画家になりたい!という希望があった訳ではなく、「美術の先生になりたい」という動機から、美術大学を受験しました。
なので、絵を描いていて、デッサンが描けないから困った・・・という経験が無いのです。。
そんな経緯で、いざ大学に入ってみたものの、私が専攻していた日本画のクラスは総勢34名。
何とそのうち現役合格者はたったの4名だけでした
その他の人たちは、1浪・2浪は当たり前(笑)の世界なので、3浪・4浪という方もちらほら。。。
そんな環境でした。
そうなると、やはり現役合格の人たちは、3年も4年も浪人している人には、デッサンの技術としては、到底、かなわないのです。
・・・ですが、その絵の中には、何か光るセンス があるように私は感じました
ぎこちない中に生まれる、綺麗な線 だったり、自由な形だったり、やっぱり感性ってあるのかな。と、そんな風に思っていました
デッサンは必要が無いという芸術家の方のご意見には、私もある意味同意します。
いわゆる抽象画だったり、自由に形に囚われず、誰にでも描ける!
それが絵の素晴らしい所ですし、何よりご本人が必要ない!と思っているのだから、「必要ない」のだと思います。
では、何故「デッサンを学びたい」という方が沢山いらっしゃるかと言うと、デッサンが必要な絵もあるからです。
デッサンと一言で言っても、実は正確な定義がありません。
なので、私がお伝えしている ビジネスデッサンの中では「見たままに描く力」という言い方をしています。
「見たまま」に描くことが出来るようになると、それが記憶として蓄積されて、「見なくても描ける」ようにはなるのですが、はじめは、「見たものをそのままに描く」というところから訓練して行きます。
これは、目の前にあるものを、他の誰かに伝えたい!と思った時に、絵で表現することをイメージして頂くと良いと思います。
ですので、相手にそのモノがどういうモノなのか、構造が伝わる絵でもあります。
形だったり・質感だったり・色だったり・雰囲気だったり・・・伝える人によって、何を一番に伝えたいのかが違っては来ますが、目の前にあるものを、再現するにはどうしたら良いのか。
これを学ぶのがデッサンだと思っています
(もっと沢山の要素もありますが。)
そして、一番の壁は、3D(3次元の立体物)を2D(2次元・平面の紙の世界)に置き換えて描くと言う事です。
この変換作業には、少し考え方の整理が必要だったり、ちょっとしたコツを知っておくことで、かなり楽になる部分があります。
それは、今までの歴史の中で、いろいろな方々が苦心して生みだしてきた技法なのだと思うのですが、
これを知っておくことで、知らずに描くよりも、表現の幅が広がると思うのです。
また、絵画の場合は、全てが自由な世界なので、例えば「パースが狂っている」=「絵として問題がある」とはならないのですが、相手に状況を伝える事を目的とした場合、「パースが狂っている」=「相手に伝わる形が違うものになってしまう」ので、伝えたいと思っていたものの意図が変わって来てしまう為に、問題になってしまうのです。
普段さほど感じることなく、生活出来てしまっていますが、世の中にあるモノは、全て形があるものです。
なので、3D⇒2Dへの変換作業がるということです。
平面のものを平面に写すだけならば、苦労はそこまで無いと思うのですが、この変換の仕方を、あまり教えてくれる所が無いので、ビジネスデッサンの受講生の方は、皆さん「腑に落ちました!」とか、「いままでずっと気になっていたことが解決出来ました!」とおっしゃります。
理解し、腑に落ちることで、前に進めるのです
なので、皆さん一気に上達して行くのです
少し話が反れてしまったかも知れませんが、その方が、どういった絵を描きたいのかによって、必要性が変わって来ると思います。
ですので、必要だと思った時に学ばれれば良いと思うのです。
お返事になっていますでしょうか。
参考にして頂ければ嬉しいです
デッサンでタッチの表現が良く分かりません

今日は、受講生からいただいた質問内容をシェアさせていただきたいと思います。
============================================
デッサンで、タッチの表現?がよくわかりません。
たくさん種類が ある中で、このタッチを描くときは鉛筆を立たせるのか寝かせるのか、またどんな表現をさせたいときに使うのかなど、ポイントを教えてください。
============================================
タッチについてのご質問を頂きましたが、おっしゃるようにタッチにはいろいろな種類があって、とっても悩まれると思います

また、描く人によって使い方にも決まりがありませんので、一言でなかなかお伝えしにくいのですが、鉛筆を寝かせて描く場合は、一度に面積に色を付けることが出来ますので、ベースの段階で取り入れると良いと思います。
また、「アタリ線」という、描き始めの段階で大まかな形を取るのに使う線を描く際にも、鉛筆を寝かせた状態で描くことをオススメしています

何故かと言うと、寝かせた状態で描くことで、紙に深い傷を付けずに済みますので、簡単に消すことが出来、修正も楽だからです。
また反対に、鉛筆を寝かせた状態で描き込みをする場合、細部の描き込みをするには少し不便な場合があります。
その際には、鉛筆を尖らせた状態で立てて(文字を描く時のように)描くと細部が描き易いと思います。
この場合、先程お伝えしましたが、尖らせて描くので紙に跡が残りやすくなりますので、手順としてはアタリ線を使ってある程度の形を決めて修正の必要が無くなった時点で、描き込みに入ることをオススメ致します。
折角描き込みをした後で、修正をすることは、効率も良くないですし、紙へのダメージも大きいので、出来るだけ避けたいところです。
ただ、あまり慎重になり過ぎても、前に進みませんので、神経質にならずに描いて頂ければと思います

その他、具体的な描き方に関しては、モチーフによっても異なりますので、実際に描かれた作品があれば添削サポートまでお送りくだされれば、添削アドバイスをさせていただきます。
そして、添削の際にも疑問点などあれば是非ご質問ください

表現方法については、いろいろなモチーフを描いて行く中で、だんだんとコツが掴めて来ると思います。
また、タッチの表現はその方の個性が出てくるモノでもありますので、ご自身に合った描き方を一緒に見つけて行けたら良いと思っております。
タッチが自由に使いこなせるようになってくると、きっと表現することが益々楽しくなると思います

是非いろいろなタッチを試してみてください

明後日、放送される「美デッサン大辞典」に出演いたします!

明後日、放送される中居正広の
「ミになる図書館」の【美デッサン大辞典】
今回も審査員で出演させて頂きます

今回は、いつもの石膏像に加え、
ちょっと違ったモチーフが登場します

ワンポイント講座も充実させるとの事でしたので、楽しみにご覧ください

http://www.tv-asahi.co.jp/mininaru/
2013年8月13日(火)23時45分~
※いつもより30分遅いスタートです。
いつものように、絵が得意なお笑芸人さんとプロの漫画家さんがデッサンで対決する!という企画です。
なんと!今回の漫画家チームは

「クッキングパパ」のうえやまとち先生!
「南君の恋人」の内田春菊先生!
「極道めし」の土山しげる先生!
そして、芸人さんチームはお馴染みメンバー!
レイザーラモンHGさん、
平井善之さん(アメリカザリガニ)、
しずちゃん(南海キャンディーズ)
豪華メンバーによる対決です。
ちなみに江川さんは、デッサン修行のためお休みです。
どれだけレベルアップしてくるのか私も楽しみです

■□ テレビ朝日イベント「真夏のガチバトル4番勝負」
8月18日(日)16時頃~(仮)
テレビ朝日本社 1F アトリウム広場にて、
【真夏のガチバトル4番勝負!】と題して、
いろいろなジャンルの達人が勝負を繰り広げます。
http://www.tv-asahi.co.jp/gochangirlstv/
その中の一つ「デッサン対決」に、審査員として参加させて頂きます。
某美デッサン芸人さんとテレビ朝日アナウンサーとの対決です

こちらはライブでのイベントとなりますので、観覧が出来ます。
是非お近くにお越しの方はお立ち寄りください
